遠心集じん装置とは
遠心力によりダストが外筒内壁に衝突することで捕集される
捕集性能が劣るものの可動部がなく、簡便で安価
サイクロンの性能
- サイクロン半径が小さく、ガス速度の大きいものほど分離限界粒子径は小さくなる
- 50%分離径$d_{p50}$は、100%分離径の1/3~1/2
- 相似のサイクロンでは接線方向の入口速度が同じなら、圧力損失は等しい(入口流速の2乗に比例)
- ダスト濃度が増加するほど、圧力損失が減少
- マルチサイクロンでは入口室、出口室、ホッパー室がすべてつながっているため、大きさを十分に取り、各室内の静圧が均一になるようにする
- マルチサイクロンの再飛散防止にはダスト放出口近くにダストをためないようにする
- 軸流式反転形マルチサイクロンの圧力損失は基本流速12m/sで0.8kPa程度
- 入口ガス流速は7~20m/s
遠心沈降速度$v_{c}$
$$v_{c}=\frac{ρ_{c}d^{2}_{p}v^{2}_{θ}}{18μR}$$
$v_{c}$:遠心沈降速度[m/s]、$ρ_{c}$:粒子密度[$kg/m^{3}$]、$v_{θ}$:円周方向の粒子速度[m/s]、$d_{p}$:粒子径[m]、$μ$:ガス粘度、$R$:半径位置[m]
遠心効果$Z$
$$Z=\frac{u^{2}_{θ}}{gR}$$
$Z$:遠心効果、$v_{θ}$:円周方向の粒子速度[m/s]、$g$:重力加速度[$m/s^{2}$]、$R$:回転半径[m]
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