公害防止(大気)大気特論の「気体・液体・固体燃料」に関する覚えるポイントをまとめました
気体燃料
- 液化石油ガスLPG(Liquefied Petroleum Gas)
- プロパンやブタンを多く含む
- 常温で加圧することで液化する
- 用途により2種類(1種、2種)、さらに組成により数種類(1種は1~3号、2種は1、2号)に細分
- 液化天然ガスLNG(Liquefied Natural Gas)
- 乾性ガス:メタンが主成分、多少のCO2を含む
- 湿性ガス:メタン、エタン、プロパン、ブタンなどの炭化水素を含む
- -162℃の低温化で加圧することによって液化する
- 分子量が小さいため、揮発しやすい
- 標準発熱量は約40MJ/m3N
- 石炭ガス
- 石炭を乾留する際に得られるガス
- 成分:水素>メタン>一酸化炭素
- コークス炉で製造するものをコークス炉ガスと呼ぶ
液体燃料
沸点・引火点・密度:ガソリン、ナフサ<灯油<軽油<重油
- ガソリン
- オクタン価により2種類に分類
- 灯油
- 用途により2種類に分類(1、2号)
- 1号:白灯油、高純度、灯油・暖房・厨房用、2号:茶灯油、低純度
- 1 号は煙点規定あり、2号は煙点規定なし
- 密度0.79~0.8g/cm3程度。
- 軽油
- 流動点により5種類に分類
- 流動点: 特3号<3号<2号<1号<特1号
- 内燃機関用燃料としてセタン価が規定、高いほどノッキングが起こりにくい
- 硫黄分0.0010wt%以下
- 重油
- 動粘度により3種類に分類(1~3種)
- 1種は硫黄分により2種類(1、2号)、3種は動粘度により3種類(1~3号)に細分
- 1種は送油やバーナー噴霧の際に加熱する必要なし
固体燃料
- 石炭
- 燃料比や発熱量により4種類に分けられる
- 燃料比・発熱量:無煙炭>歴青炭>亜歴青炭>褐炭
- 硫黄分:無煙炭<歴青炭<亜歴青炭<褐炭
- 石炭化が進むにつれて
- 炭素の割合が増加(真比重が増加)
- 着火温度が高い
- すすが発生しにくい
- 発熱量が大きい
- 粘結性がコークス製造で最も重要な性質の1つ
- 石炭中の配分はシリカ、アルミナが主成分
- コークス
- 強粘結炭を主とする原料炭を 1000℃の温度で乾留して得られる二次燃料
- 主成分は炭素で揮発成分はほとんど含まない
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