【公害防止(大気)大気特論】大気汚染物質の発生源と発生量

公害防止管理者(大気)

公害防止(大気)大気概論の「大気汚染物質の発生源と発生量」に関する覚えるポイントをまとめました

ばい煙発生施設数の割合

ばい煙発生施設について

ばい煙発生施設は32 種類あり、廃棄物焼却炉は除く

32種類すべて覚える必要はありませんが、廃棄物焼却炉は該当しないことは覚えましょう

施設数の割合

  1. ボイラー 60%
  2. ディーゼル機関 20%
  3. ガスタービン 5%
  4. 金属鍛造・圧延加熱・熱処理炉 3.4%
  5. 乾燥炉 3%
  6. 廃棄物焼却炉 2%

一般粉じん発生施設数の割合

一般粉じん発生施設の定義

施設規模
コークス炉原料処理能力が50T/日以上
鉱物(コークスを含み、石綿を除く)
または土石の堆積場
面積が1000m2以上
ベルトコンベアおよびバスケットコンベア
(鉱物、土石またはセメントの用に供するものに限り密閉式のものを除く)
ベルトの幅が75cm以上または
バスケットの内容積が0.03m3以上
破砕機および摩砕機
(鉱物、岩石またはセメントの用に供するものに限り、湿式および密閉式のものを除く)
原動機の定格出力が75kW以上のもの
ふるい
(鉱物、岩石またはセメントの用に供するものに限り、湿式および密閉式のものを除く)
原動機の定格出力が15kW以上

まれに()内を変えて出題される場合もあるので、一読はしましょう

施設数の割合

  1. コンベア 58%
  2. 堆積場 19%
  3. 破砕機・摩砕機 14%
  4. ふるい 9%
  5. コークス炉 0.1%

大気汚染物質の発生源と発生量

総排出量および業種別の排出量順は頻出なので覚えておきましょう

硫黄酸化物SOxの発生源と発生量(R2年実績)

  • 固定排出源からの排出量は約20万t
  • 発生量(業種別)
    1. 電気業 39%
    2. 石油・石炭製品製造業 13%
    3. 鉄鋼業 12%
    4. 化学工業 8%
    5. 非鉄金属製造業 5%
    6. パルプ・紙・紙加工品製造業 5%
  • 発生量(施設別)
    1. ボイラー64%
    2. 金属精錬・無機化学工業品製造用焙焼等 9%
    3. ディーゼル機関 5%
    4. 銅・鉛・亜鉛精錬用焙焼等 5%
    5. 廃棄物焼却炉 3%
  • 硫黄を含んだ化学燃料の燃焼により発生するSOxはSO2SO3で、大部分がSO2SO3が1~5%
  • 大気中に放出されたSO3が水分と反応して硫酸ミストが発生

窒素酸化物NOxの発生源と発生量(R2年実績)

  • 固定排出源からの排出量は約42万t
  • 発生量(業種別)
    1. 電気業 29%
    2. 窯業・土石製品製造業 18%
    3. 鉄鋼業 12%
    4. 化学工業 10%
  • 発生量(施設別)
    1. ボイラー42%
    2. 窯業製品製造用焼成炉等 18%
    3. 廃棄物焼却炉 7%
  • 環境基準はNO2について定められている
  • ボイラーなどの燃焼装置では、燃焼ガスの排出時点でのNO/NO2は体積比で90~95%
  • 大気中に放出されるとNOはオゾンなどとの反応によりNO2に酸化される

ばいじんの発生源と発生量(R2年実績)

  • 固定排出源からの排出量は約2万t
  • 発生量(業種別)
    1. 鉄鋼業 15%
    2. 電気業 15%
    3. 窯業・土石製造業 10%
    4. 化学工業 10%
  • 発生量(施設別)
    1. ボイラー 42%
    2. 窯業製品製造用焼成炉等 11%
    3. 金属精錬・無機化学工業品製造用焙焼等 10%

3年に1度更新され、最新情報は「環境省 大気汚染物質排出量総合調査」で確認できます

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